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なぜ、次世代リーダー採用は始まったのか?求める資質とスピリット。

なぜ、次世代リーダー採用は始まったのか?求める資質とスピリット。

次世代リーダー候補に求める3つの資質=リーダーシップ、ロジカル、プロボカティブ

鳶本:次世代リーダーを担ってもらえる戦略的人材採用というミッションを、私は小林さんから引き継いだわけですが、そもそもの大前提について教えてください。なぜトリドールという会社がプロフェッショナルファームと呼ばれる組織で経営支援に関わっていた人や、事業会社で経営企画を担当していたような人たちを積極的に採用するようになったのか、不思議に思っている人も少なくないと思うので。
 

鳶本 真章 執行役員 CHRO 兼 経営戦略本部 本部長
大学卒業後、大手自動車メーカーに入社。マーケティング領域に従事した後、京都大学大学院でのMBA取得を経て、大手外資系コンサルティングファームへ。多様な経営戦略案件にコンサルタントとして携わった後、大手日系建材メーカーで社内コンサルティング部門を担当。その後、複数のベンチャー企業での経営支援を経て2018年にトリドール入社。以来、グループ全体の組織・人事戦略をリード。2019年より、執行役員CHRO 兼 経営戦略本部長に就任。人材の採用・育成を通じたグループの成長にコミットしている。

小林:私が入社をした2014年ごろまでのトリドールは、飲食を通じて新しい価値を提供することで成長してきた会社でした。もちろん、その基本理念は今も変わっていないけれども、とにかくお客様と接することが大好きで、飲食事業で活躍したい人、あるいはそういう環境を強く望んでいる人たちが集まることで一定規模の成果は得ていたんです。

小林 寛之 常務取締役 兼 CFO
同志社大学院在学中に公認会計士資格を取得し、修了後は大手監査法人に入社。数々の監査業務に従事した後、PE(プライベートエクイティ)ファンドに転じ、バイアウト投資を担う中、投資先企業の経営改革にも携わった。その後、2014年にトリドール入社。経営者志向のプロ人材拡充で成果を上げながら経営企画部門を確立。執行役員等を経て、2019年には常務取締役就任。現在はCFOとしての役割に注力している。

経営に直接関わるようなミッションについては、社長の粟田社長を筆頭に数名の経営メンバーで回すことができていた。ところが、次の成長フェーズに入っていくためには、それまでこの会社にはいなかった種類の人員が不可欠になったんです。粟田社長が提唱する「Finding New Value」を具体的な新規事業の形にしていったり、グローバルでの成功に向けて環境整備をしたり、成長パートナーとなってくれる企業との連携を進めていくような専門的職務を実行できる人、もしくはそうした事業の組み立てや会社同士の関係構築がミッションの主体となるような仕事で活躍をしたい人たちがどうしても必要になった。

鳶本:そもそも小林さん自身も投資やM&Aの局面を知るプロフェッショナルだったわけですが、まさにそういうメンバーがもっと増えていかないと、企業グループとして広がりを持つことはできなくなり、「次世代リーダー候補を募集」となったわけですね?

小林:ところが普通の人材募集のやり方では、どうしても特殊なスキルや経験を持つプロフェッショナル人材的な層には響いていかなかったようで、採用は苦戦したんですよ。「次世代リーダー」「経営人材」「プロフェッショナル人材」などと呼べる人に来てもらおうと思ったら、当たり前の採用手法ではうまくいかないことがわかりました。それで、やむにやまれず、通常の採用部門とは別に私が直接担当をすることになり、「プロフェッショナル人材と呼ばれる人が、飲食に携わる企業でいったいどんな使命を担っていくのか」をより具体的に理解してもらうために、私自身もまたメディア等に露出して事例となって発信していきました。


鳶本:小林さんの露出はとても効果的でしたよ。私も小林さんの存在をインタビュー記事で知ったからここに来たわけですし、座談会”だから事業会社は面白い”に登場してきた全員がそうでした。
でも、素朴な疑問として「飲食の世界を知らないプロフェッショナル人材に、トリドールホールディングスの経営の仕事や、新しい事業を開拓していくような仕事が務まるのだろうか」という思いを抱く人だっていますよね?

小林:その点は当初、採用する私の側でも不安を多少感じていました。飲食ビジネスにまったく関わったことのない人が、経営についての専門性やBtoBの仕事で得た知見だけでやっていけるのかな、という不安ですね。ただ、それは私も含め鳶本さんだって同じこと。
 


食の専門性は持っていなかったけれど、十分醍醐味を感じながら飲食のプロたちに謙虚に学び、面白がり、自分の持っている専門性を活かしていくこともできた。だから、そういう人間がどんどん表に立って見本役を務めていけば、これから入ってきてくれる人たちの不安や懸念を払拭できると思うんです。

鳶本:だから小林さんは、次世代リーダー採用で重視してきた3大条件にも飲食に関する経験値を盛り込まなかったんですね? あらためてその3つを教えてください。

小林:①リーダーシップ。ビジョンやプランを考えて提示するだけでなく、最前線の人たちと一緒になって働き、意見を交わしながらチームを引っ張っていけること。②プロフェッショナルスキル。経営数値や語学などについて知識もセンスも持っていて、論理的に「いつ、だれが、どう動けば、どんな成果につながるか」を考え、伝えて、皆を腹落ちさせられること。③プロボカティブ。要はチャレンジ精神を発揮して物事をポジティブに捉え、未知の事柄を面白がれる気質と感性を備えていること。

鳶本:やっぱりこの3つは重要ですよね。私も小林さんのこうしたこだわりを引き継いで「プロフェッショナル人材」の採用をしているわけですけれども、例えば僕らが昔いたファンドやコンサルティングファームにいる人たちの場合、2番目のプロフェッショナルスキルという面では優秀でもリーダーシップやプロボカティブという視点で見た時、疑問を感じてしまう人もいます。

小林:そこだよね。たぶん私も鳶本さんも、プロボカティブな要素がかなり強かった。なんでもかんでも面白がるし、実行したがる(笑)。だからトリドールのカルチャーにもすぐになじめたし、飲食でお客様を笑顔にすることの楽しさにハマっていったけれども、そうなれない人だってプロフェッショナル領域にはたくさんいる。

鳶本:事業会社で経営企画を長年やってきた人たちにも通じる共通項ですが、ともすると経営寄りの世界でロジックを追求してきた人の中には、会議室に閉じこもって批評家的な目線で物事を語るのが気持ちいい、みたいなタイプも少なくない(笑)。

小林:そういう人にはトリドールはお薦めできないよね。実際に採用したこともあったけれど、結局長くは続かなかった。お互いにハッピーになれないから、そこは僕らがこだわっていかないとね。

多様な夢の持ち主が集まってくる中、「トリドールで新しい夢を見つけた」人も続出


鳶本:現実的な話をすれば、やっぱり外資系ファームでそれなりのポジションに就いていたような人は、国内の事業会社へ転職した場合どうしても収入は減る。トリドールの場合は、さほどではないけれども、それにしたって最初はファームやファンドにいた頃のような金銭的報酬はもらえない中で、「何を自分にとっての報酬だと捉えるか」は大事だと思うんです。おそらく小林さんもそうだろうし、私もそうだし、座談会に出ていた杉山さんもそうだと思うけれど、「仕事の報酬は仕事」というタイプ。つまり、「この仕事の報酬は、次にまた面白い仕事をやらせてもらえるチャンスが得られることなんだ」と思える人じゃないとハッピーにはなれませんね。

小林:そうですね、もちろん収入は大切だから、トリドールでも「こういうパスを歩んでいけば比較的短いスパンで稼ぐことは可能」という道筋は用意している。お金も1つの重要なモチベーションの素だから。でも、面接をしていると最初から高収入じゃないのなら無理、という人だっている。だったらお互いのため、やめておこうという判断になります。

鳶本:お金をたくさん稼ぐというのも人の夢。一国一城の主になって経営者として活躍したいというのも、世界に羽ばたいていきたいというのも夢。私は次世代リーダー人材の採用の仕事を小林さんから引き継いだ時に、こういう様々な夢の持ち主が多様に集まる会社にしていきたいと思いました。
 


だから、トリドール ホールディングスの経営戦略部門で学びながら成果を上げていきたいという人も欲しいし、グローバル案件で活躍したいという人も、グループ子会社で経営をしたいという人も増えて欲しいと思っています。ただ、今までの自分に過剰にプライドを持っていて、収入や他の処遇面で「一度しゃがまなければジャンプはできないよね」という発想に共感してもらえないのなら、「皆の夢を一緒になって実現していく仲間」にはなれない。

小林:「これはやりたいけれど、あれはイヤ。それからこっちもイヤ」みたいな人に、「私の夢は……」みたいなことを言われても、そうはいかないよね(笑)。だからこそ、プロボカティブという要素を重視してきたわけだし。鳶本さんが言った「仕事の報酬は仕事」という考え方にもとても共感します。「今回の仕事は経験もなかったし、ちゃんとやれるか自信がなかったけれども、面白がってやっているうちに、自分のやりたかった仕事の中身が変わった。もっといえば、夢が変わった」というような現象を味わっていった人が、結局トリドールで活躍している。

鳶本:「飲食の現場に出て行ったり、そこで働くメンバーたちから学ばせてもらうのが楽しい」というタイプの人が長続きするし、目を輝かせて「次は何をしようかな」と燃えていく傾向も強いですよね。今、小林さんが言っていた「トリドールに入ってから夢の中身が変わった」というパターンも珍しくない。例えばSONOKOの社長に就任した宇田川さんやアクティブソースの執行役員になった五味さんあたりは、最初から「グループ会社の経営陣になる」ことを夢見ていたわけではなくて、経営戦略部門で経営に関わる専門性を磨こうとしていたわけですよね。

小林:そうだね、2人はそれぞれ現場を知っていく中で、ハートを鷲掴みされるような出会いを経験して、自分から志願してグループ会社の経営に情熱を燃やすようになった。だから今後参画してくれる人たちも「私がやりたいのはこれなので、こっちはやりません」みたいな発想ではないほうが、きっと楽しいし、トリドールでなければ得られなかったものを自分の人生の喜びにも反映していけると思います。そもそもさっき挙げた3つの条件をすべてパーフェクトに備えている必要なんてないわけで、例えば事業会社にいた人が、「地に足の着いたリーダーシップには自信があるけれど、ロジカルな専門性には自信がない」と思っていたとしても、プロボカティブな気質の持ち主であれば、放っておいても不足していた要素を自分で埋めていくだろうし

オーナーシップと客観性のバランス。そしてダイバーシティを進める意識が大事


小林:ところで、今鳶本さんが採用でこだわっているポイントは何なの?

鳶本:小林さんが重視していた先ほどの3条件は私もこだわっていますけれども、それに加えるとすればまずはオーナーシップですね。次世代のリーダー候補として参画してもらう以上、プロボカティブに面白がってさえいれば良いわけではなく、当然のことながら結果に対する責任も背負うことになります。小林さんもリーダーシップの部分でこだわっていたように、「こういう戦略プランを作ったからやってください」では、人は動きません。実際に輪の中に飛び込んでいって、ともにプロボカティブになりつつ、責任は自分が引き受けるんだという覚悟や心構えは持っていてほしい。言ってみれば、ある種の客観性を併せ持ちながらビジネスとしての成果を冷静に追いかける資質が重要だと思っています。

小林:たしかに経営戦略部門に参画するとなれば、これからのトリドールが「Finding New Value」を進めていくためにも、新しいビジネスチャンスに挑戦する当事者を務める機会が増えていく。すべては自責の意識で臨まなければコミットできないし、人もついてこないけれども、同時に数字をきちんと意識したり、トリドール全体にとってこの事業がどういうバリューを持つのかも冷静に俯瞰していく意識も必須ですね。

鳶本:中期経営計画で「2025年度には全世界で店舗6000、売上5000億円」という途方もないプランを公表しているトリドールですが、これはつまり「当たり前の努力」をこつこつ積み重ねていくだけでは到底達成できない目標に全員が向かおうとしているということ。過去に例がないような事業を打ち立てていくイノベーションへのチャレンジもするし、他の企業や組織との連携や協働も進めていくことにもなるわけです。誰かが意思決定してくれたことを形にする仕事もたくさんあるでしょうけれど、そうではなく自らの責任でジャッジし、チャレンジし、結果にこだわる姿勢も強く持っていないと、「今までのトリドール、そして今までの飲食産業になかったような新しいこと」はできないし、売上5000億円という大きな目標も達成できません。言い換えれば、そういう環境にいることをプロボカティブに面白がれるかどうかが大事。じゃあ、誰がイノベーションを起こすのかというと、当人だけでは無理で、現場の最前線にいる前向きなメンバーたちとガッチリ手を組んでいく必要がある。発想も文化も年齢も経験値も全然異なる多様な人たち、グローバル案件ならば国籍だって違う人とも、同じ夢を描いて一緒に駆け抜けていかなければいけません。リーダーには強烈なダイバーシティの意識も求めたいですね。

小林:ダイバーシティは必要不可欠ですね。事実、採用の局面で私はできる限り入社希望のかたがた全員と直接面談する機会を持ってきたんですが、それは「人は会ってみないとわからないから」。どんなに書類上では素晴らしいスキルを持っていて、輝かしいキャリアの持ち主であっても、「多様な人たちと働くことを面白いと思える人」だとは限りませんし。

鳶本:逆のパターンも多いですからね。書類だけ見ていたら、多少不安を感じてしまいそうな若い人なのに、会ってみたら実に前向きで、周りの人たちを巻き込んでいくような魅力まで持っていたり。

小林:いろいろ2人で話してきたけど、結論はシンプルだったね(笑)。「とにかく僕らに会いに来てください」と。

鳶本:なんてシンプルなメッセージ(笑)。でも、そうですね。出来る限り多くのかた、多様なかたに会い、僕らも刺激を受けていきたいですね。
 



 

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