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トリドールの躍進を支える、社内コミュニケーションとは

トリドールの躍進を支える、社内コミュニケーションとは

事業を急拡大させながらも、社員のエンゲージメントを高く保ち、しっかりと顧客に支持され続ける。そんな理想的な“いい会社”を生み出すためには何が必要なのか? その答えのひとつが円滑な社内コミュニケーションだ。自走するチームづくりには、スピーディな情報共有が不可欠。トップから現場まで、社員の想いがひとつになった組織は、いつまでも前進し続ける強いパワーを持つ。 圧倒的な成長を遂げながら、世界を舞台に積極的に店舗展開を図るトリドールの粟田貴也社長と、企業の経営を支える社内SNS「Talknote」を手がける小池温男社長が、経営とコミュニケーションについて語り合う。

目指すは世界のライフスタイル企業
──飲食業界で目覚ましい成長を遂げているトリドール。まずは、その成長の秘密や今後の戦略について教えていただけますか?
粟田 現在、トリドールでは主力の丸亀製麺だけで国内に約800店舗。グループ全体では国内1028店舗、海外533店舗を出店しています(2018年5月末時点)。特に海外では既存ブランドの出店だけでなく、積極的なM&Aを進めています。
2025年度には全世界で6000店舗を目標とし、「ライフスタイル・グローバル企業」として、世界に打って出る。そのためには外食産業の枠を外さないと、変化する時代のスピードや想定外の事態に対応できません。食を軸にしながらライフスタイル全体を提案する。そんな多角的な戦略を推し進めているところです。
小池 通常、飲食業では売り上げが前年割れするのが普通。実は私も過去に飲食店を経営していたので身にしみてわかるのですが、丸亀製麺のように3年以上も既存店の売り上げを伸ばし続けるというのは、本当に驚異的なことなんです。さらにそこから海外、ライフスタイル領域へと事業を広げていく手腕は、尊敬のひとことですね。
Talknoteの着想はどん底体験から
小池 私の場合は「60歳までに1万店出店する」という大きな目標を掲げ、23歳のころに小さなイタリアンを開いたのが始まりでした。30席くらいの小さな店ですから、5人のスタッフみんなと毎日顔を合わせて1日2食をともにする本当にいいチームで、当初は順調に利益も上がっていました。
その後、2005年ごろから1年半ほどの間に店舗を3つ増やし、インターネット事業にも参入。拠点が5つに増え、社員は一気に60人に。
ところが、会社の急成長に反比例するように、だんだんと社内の雰囲気がギクシャク。「社長の考えていることがわからない」と不満が噴出して、オーナーなのに会社に行きたくないなあと思うほどに。業績も悪化の一途で、スタッフが大勢離職して莫大な赤字を抱えるなど、どん底を経験しました。
このときにコミュニケーションの基盤が崩れると、すべてがダメになることを痛感。この経験が、社内SNS「Talknote」を開発するきっかけとなっています。
スピーディな情報共有が成長のカギ
粟田 確かにコミュニケーションをどうするかは、会社にとって大きな課題ですね。今、トリドールの社員は約1000人。この規模になると、コミュニケーションのあり方以前に、まずは必要な情報をどう整理して的確に伝えるかが重要。膨大な情報の洪水に溺れてしまっては、正しい判断もコミュニケーションもうまくできませんから。
トリドールでも2014年からTalknoteを使っています。ほら、今も通知が8件ほど。文章や写真で投稿された鮮度の高い情報が世界中から流れてくる。がんばっているねと思ったら、投稿によく「いいね!」をしています。
グループ(情報のテーマごとに分類された場所)を使えば必要な人に必要な情報を的確に、しかも簡単に伝えることができる。さらに、すべての人の関係がフラットで、サークルでわいわい楽しくやっているような雰囲気がいいですよね。
小池 トップダウンやボトムアップといった決められた流れではなく、双方向かつ、スピーディにコミュニケーションできる場をつくりたくてTalknoteを開発したので、そう言っていただけるのはすごくうれしいです。
粟田 情報共有がトップダウンになると、どうしても威圧的になるし、逆に下から報告するだけでも閉塞感が生まれてしまう。それだけでなく、指示待ちの社員が増えるという弊害もあります。
みんな能力があるのだから、社員それぞれが自主性とスピード感を持って、一斉に走り出す「総力戦」の組織が我々の理想。そのため、フラットでオープンな情報共有が不可欠なんです。
小池 社員一人ひとりが自分で考え行動できる情報を共有することで、信頼して任せられる。
粟田 はい。それに単なる情報共有なら、Talknoteに投稿するだけで十分。会議なんて必要なくなります。実際、世の中のほとんどの会議がトップダウンの情報共有のみで終わっている。知恵を出し合う生産性の高い会議なんて1割もないでしょう。おかげで、うちは大幅に会議が減りました。
時間と空間を超えて「成功」を学ぶ
──現場が主体となって事業を進めるためには、まずは情報をオープンに共有すること。それ以外には、何が大切になってくるのでしょうか。
粟田 チャレンジする姿勢と、意思決定してすばやく動く機動力ですね。目にも留まらぬ速さでPDCAを回すくらいの気持ちが大事。
あと、失敗しても見逃すこと(笑)。挑戦して失敗するのは当たり前。そこから学習することが大事で、いちいち指摘していたら社員がやる気をなくしてトライしなくなる。そして、成功したら大いに褒めたたえる。ホームランを打て、姑息(こそく)なバントをするな、と言っていますね。
ただ、売り上げを上げる方法ひとつをとっても、過去に先輩がチャレンジしてきた成功事例がたくさんあります。それを参考にしながら、今の自分の環境の中でベストな方法を選べばいい。我々にとってのTalknoteは、成功体験の引き出しの役割も担っているんです。
小池 これまでのトリドールの成功の秘密がつまっているんですね。
粟田 自ら体験するには時間がかかりますが、時間と空間を超えて知恵を学ぶほうが効率的ですよね。知っていることは共有しないと。人の体験を瞬時に手に入れられるんですから。
小池 情報だけでなく体験も共有することで、成長のスピードがさらに増し、事業が拡大していくんですね。
ひとつの成功を単なる偶然で終わらせない
粟田 情報を共有したら、次は小さなPDCAを無数に回していく。最初はできるだけ小さくPDCAを回したほうがいい。小さな問題提起をして、仮説を立てることがスタート。そのPDCAがどんどん大きくなっていく。そこができない会社は、永遠にPDCAが回っていかないでしょうね。
今のトリドールほど事業が幅広くなると、必ずどこかでイレギュラーなことが生じるものです。そのときに、それはなぜ起きたのか。原因を調べて、分析し、全体に共有していく。その繰り返しが大事です。
小池 その無数のPDCAをどう管理しているのですか?
粟田 うまくいったら横展開するのが基本ですね。ひとつの店舗の“偶然の成功”を偶然のまま終わらせない。分析して全体に共有することで、全体の平均値を伸ばしていく。
小池 そのときにPDCAが全部ストックされている引き出しが役立つんですね。
目指すべきは人が辞めない会社
──今、飲食業界でとくに問題視されていることはありますか?
小池 一般的に、飲食業界では社員の定着率が低いことが課題ですね。
粟田 確かに飲食業界は深刻な人手不足。今後、働き手が減っていくなかで採用を増やすことよりも辞める人を減らす、つまり定着率を上げることを考えたほうがいい。
定着率には、自分の存在意義をどれだけ認めてもらえているか、つまりコミュニケーションの密度が大きく影響すると思っています。Talknoteでの情報共有もそうですが、上長が部下全員と月1回は面談するなど直接のコミュニケーションも大切にしています。
小池 飲食業界だけでなく、ベンチャー企業でも離職は重要な問題です。業績や規模を拡大する過程で人を増やしたいのに辞めていく。環境の大きな変化についていけないという理由が多いのですが、実はTalknoteには離職防止機能もあるんです。
粟田 それは知りませんでした。
小池 「アクションリズム解析」や「オーバーワーク検知」といって、Talknoteにログインした時間や回数、投稿やコメント、メッセージの数などから、会社への興味関心や仕事への積極性、実労働時間を定量的に分析できます。
社員のモチベーション低下や働きすぎを検知した場合、アラートを管理者に送信し、事前に面談などで対応できるようにしています。
「好き」の気持ちが組織の原動力
小池 トリドールのように成長し続けている会社は、従業員のエンゲージメントが非常に高いですよね。みんな目を輝かせて働いているから、お客さまがついてくるし、発展や進化を続けられる。
社員は自分がハッピーだからこそ、お客さまの幸せに貢献しようと真剣に仕事ができるものです。私たちの目標は、そういうふうにみんながハッピーな「いい会社」をより多く生み出すことです。
粟田 うちの会社にとって、Talknoteは仲間感覚でやりとりできる、明るく楽しい場所。そんなイメージを社内でも大切にしていて、お客さまからの「お褒めの言葉」だけを共有するグループもつくっています。
「です・ます」の堅苦しい報告書ではなくて、感情が乗った言葉があふれているから、社員のつながりを感じ、知っていることが安心につながる。
小池 私たちの想いもまさにそのとおり。究極の目標は、世の中を明るくしたいということ。それには、自分の会社が好き、仲間が好きという気持ちが大切だし、そういう気持ちになれるコミュニケーションを実現したいですね。
粟田 確かに人の想いは一番のモチベーションであり、組織を動かす原動力です。これからの時代は、Talknoteのようなツールがコミュニケーションの距離を縮めて、人と人をつなぐ役割を果たしていくように思います。
(構成:工藤千秋 編集:樫本倫子 撮影:稲垣純也 デザイン:星野美緒)
■本記事はNewsPicks Brand Designの制作のもと、2018年6月27日にNewsPicks上に掲載されたものです。

 

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