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株式会社SONOKO IT部長<br>栖原 健比呂

株式会社SONOKO IT部長
栖原 健比呂

大学卒業後、メガベンチャーとして知られるITシステム企業に入社。小売業界の顧客を中心に、多くの企業で基幹システムの保守・運用・開発を行い、システム改善を通じた価値提供に携わった。7年後、転職を決意。全社を見渡すことのできる立ち位置で働ける場を望んだ末、2019年3月にトリドール入社。ホールディングスの経営戦略部門の一員であり、なおかつシステム改変を実施したSONOKOのIT責任者も担う形で従事している。
 

ITの力は活かしたい。でもその分野にとどまるのではなく、会社全体を改革できる人になりたい

栖原さんの前職は、いわゆるシステムインテグレーターの中でもとりわけ技術力が高く、多くの人が働きたがる会社ですよね? なぜそこを辞めてトリドールに入社したんですか?
非常に勉強になる7年間を前職で過ごしました。私が担当したのは主にスーパーマーケットをはじめとする小売企業やアパレル企業だったのですが、単にお客様が要望する機能をITで実現するだけで終わりにしない前職の経営姿勢に共感していました。「会社の営みというのは、経営と業務とITシステムという3つの軸がきちんと噛み合い、連動してはじめて成立する」というのが前職の理念でしたから、お客様先に常駐して基幹システムの運用を担いながらも、現場で行われている業務に支障はないか、経営陣が求めているようなパフォーマンスを出せているのかどうか、といった面にも意識を向けていたんです。ただ単にシステムの専門家をやっていれば良い、という会社だったら何年も続けていなかったと思いますが、こうした独自の姿勢を持つ会社だったおかげで、いろいろなものを夢中で吸収していたら7年がいつの間にか経っていた、という感覚です。
ただ、30代を迎える節目のタイミングで改めて自分を見つめ直してみると、「自分はベンダー側でしか働いたことがない」という点が気になり始めました。「こうすべきだ」と提案する立場にいるくせに、お客様の経営や業務をとことん奥底まで知り尽くしているわけではない。「だったら当事者になろう」と決めたんです。一応IT業界の人気企業にいましたので、転職活動を始めると同業の候補企業はいくつも浮上したのですが「それじゃあ転職する意味がない」と思いました。金融機関や情報産業の一員になってIT職に就くという選択肢もありましたが「それも違う」と思いました。もちろん私の唯一の強みはIT領域の知見ですが、それを活かしながらも「IT分野だけに留まらない役割」をやらせてくれる場所に行くべきだと考えていたんです。そして「若くても全社を見渡しながら経営や業務にも携わらせてくれるところ」を探し求めている中で、トリドールと出会い、入社を決めました。

 

トリドールは飲食をメインにした企業グループですが、この未体験領域に入っていくことに対する不安や抵抗感はなかったんでしょうか?
むしろもともと飲食に興味があって、時間ができると必ずあちこち食べ歩いていた人間なので、ワクワクしましたよ。実は前職でも、外食産業のIT高度化などについて提案をしたりしていたくらいです。私がメインで担当していた小売業界とよく似た他店舗展開のビジネスモデルを飲食産業もとっていますが、小売に比べ日本の外食産業のIT活用は進化していませんでした。原因の多くはIT投資にかけられる予算の問題など、経営面にあるのだと捉えていたのですが、前職での提案はなかなか通りませんでした。でもトリドールの経営戦略部門に入ることができれば、それを当事者としての立場から改革できるかもしれない。それに、外側から眺めた感触だけでしかありませんが、トリドールは外食産業の中ではIT投資を重視している企業だと感じてもいました。ですから、「ウチに来たら、持ち前のITリテラシーを活かしながら変革を起こしてほしい」と言われた時は嬉しかったですし、「もちろんITだけをやってほしいわけじゃない」という言葉も同じくらい嬉しかったんです。

 

SONOKOが持つ圧倒的強みを維持向上しながら、新しい強さを形づくっていく

経営戦略部門の一員として入社した直後から、SONOKOのシステム改変に密着していると聞いています。どういう経緯からそうなったのでしょう?
私が入社する以前からSONOKOの基幹システムを一新する計画は決まっていました。2019年中に新たなERPを導入することになっていたので、その移行期間中の混乱を最小限に抑え、なおかつ新しいシステムに適合した業務のあり方も検討しなければいけない状況にあったということです。私も内定をいただいた段階から「グループ子会社の中にはITシステムに問題を抱えているところもあり、今後それを改善していく上で力になってほしい」という話は聞いていましたので、SONOKOのシステム改革の責任者を命じられた時もすんなり受け容れ、実情の確認に入りました。

 

旧システム使用時の状態はどうだったんでしょう? そして、栖原さんは何に重きを置いて改革を進めていったのでしょうか?
私は前職時代に大企業のシステムばかりを見てきましたので、SONOKOのような中規模企業のシステムの場合はそれなりの違いはあるだろうし、現状で整備しきれていない部分があるからこそシステムを変えることになったはずですから、万全ではないことも推測できていました。ですから、例えばITを使えば自動化できるような作業を手動で行っているような実態もあって、1つひとつに対応しながら新しいシステムへの移行にも備えていったのですが、そういう仕事も楽しみながらこなして今に至っています。技術の利点を活かしきれていない業務面を現場の皆さんと話し合いながら変えていったり、逆に業務をこなしている側の要望に合わせてシステムの側を調整したり、というように両面から改善を進めていく仕事は地味ではあるものの「自分の判断で企業活動に変化をもたらしていける」ことの面白味を大いに味わっているわけです。これこそ私が転職時に求めていたものでしたから、責任を背負っている重圧もありますが、それをも含めてポジティブに受け止めています。
一方で経営レベルでの改革も、宇田川さんが正式にSONOKOの社長に就任して加速していきました。主な収益源はECにあるSONOKOですが、そもそも創業者である鈴木その子さんの思想に共感して長年愛用してくださっている熱烈なヘビーユーザーによって支えられている会社です。いたずらに最新トレンドをサイトに持ち込み「UI/UX改革だ」とうたいあげるだけの変化では、既存のお客様を戸惑わせ、失ってしまう危険性もあります。しかし同時に新たな顧客層を開拓していくような変化を起こす必要もあります。長年の支持層からの期待に応え続けながら、新しい価値の提供も行っていくというチャレンジに、今後は私も積極的に関わっていくつもりです。

例えばどんなチャレンジを考えているんでしょうか?
私が考えているのは、基本に忠実な改善です。例えばSONOKOのサイトを訪れたお客様が、どうすればいち早くお目当ての品に到達できるか、そしてそれをいつでも買える状態にしておき、注文を受けた後どこまで迅速にお届けできるか、という部分をしっかり固めていければと思っているんです。こうなるとECサイトのデザインのあり方から、受注システムの精度向上、物流体制をはじめとするサプライチェーンの再構築、様々な業務にかかるリードタイムを短縮するためのシステム活用などなど、やるべきことは多方面に及びます。IT担当者として私がシステムに携わるだけで実現できるレベルではありませんから、全社員で話し合い、それぞれの役割において取り組むべきチャレンジを納得しながら進めていく必要があるのですが、そういう局面にどんどん入り込んでいき、成果につながることができたら最高ですね。

 

最終的にはトリドール全体の変革にも、同様の姿勢で関わりたい、ということでしょうか?
今現在は、秋になってようやく新システムで動き始めたSONOKOに集中していますので、ここで自分でも納得できるだけの結果を出したい、という気持ちが強いです。ただし今後他のグループ企業の課題解決に取り組むチャンスがあれば、もちろん喜んで引き受けていきたいと思ってもいます。ホールディングスとしてのIT変革については、2019年9月にCIOに就任した磯村康典さんがIT本部長として取りかかっているところですから、私としてはまず自分を必要としてくれる場で実績を重ねていきたいと思っています。SONOKOがそうだったように、グループ子会社の多くは中規模・小規模の組織でシステムを使っています。大企業ではないからこそ、例えば自作のツールだけで業務改善ができてしまう利点がある一方で、目先の利便性に追われてツギハギだらけの非効率なシステムになってしまうような問題を抱えてしまいがち。ITを起点にした変化で業務や経営を改善していけるのだということを実績で示しながら、それが結果として磯村さんの進めるグループ全体の変革ともリンクしていくようになれば言うことなしですね。

 

今後は栖原さんのようにITのバックボーンを持つ人材がトリドールに参画してくると思うのですが、何か伝えておきたいことはありますか?
私個人の願望というか、こだわりを言わせてもらうならば「ITやテクノロジーのことにしか興味のない人間は要らない」と考えています。せっかくエンドユーザーを身近に感じられる事業会社のグループに入ってくるのですから、飲食事業であってもSONOKOのような業態であっても、お客様を喜ばせることに最大の関心を持っていて欲しい。ITのスキルや知見は確実にお客様の満足につながる武器になりますし、お客様を愛する従業員の皆の働き方を変えていく武器にもなりますが、そのためには様々な現場の業務そのものに興味を持ち、経営陣の一員としてマネージメントにもコミットしていく必要があります。ですから、ITという武器を使いながらそれ以外の分野にも関わっていき、成長したいと願っているような人にどんどん参画してほしいと思うんです。年齢などに関係なく、トリドールにはチャンスが転がっています。そのチャンスを貪欲に取りに来てほしいな、と願っています。

 

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